塾の今後はどうなるのか

現在の受験がますます高度化され、データ管理手法も取り入れながら、学力が付けば誰でも希望の学校に入れるのとは異なり、あくまで「競争原理」の働く世界ゆえに底上げが進めば進むほどその難易度も増してきます。そのような受験に対する指導を学校で行おうとすれば、おそらくそれだけで学校教育は終わってしまうかもしれません。まして今は当たり前のような「○○校合格者何名」などと結果を要求されては学校の教職者は戦々恐々となり、とても本来の「教え」などできるはずがありません。受験指導を塾側で受け持ってもらうことが、どんなにか学校側が助かっているか想像に難くありません。このような事まで考えが及んでいけば塾は必要悪などという言葉は出てこないでしょう。現在の日本の教育は塾無くしては成り立たなくなってきているのです。それも一番実感しているのが受験生本人であり、その親たちかもしれません。