海外の人材育成

メリカで社会学あるいは教養系大学生の希望就職先の中で、人気就職先ランキングで5本の指の中に入るほどの「ティーチ・フォー・アメリカ」という非営利団体があります。公立学校の中でも教育レベルの低いところへ、意欲ある若い教師を派遣し、教育レベルを高めると共に教育活性化を目指す非営利団体とのことです。日本にも現地法人があり、同様の目的のため、派遣されるまでに行われる研修には、単に教科を教えるというよりリーダーシップをもって教師活動が行えるよう考えられた研修が行われると聞いています。2年間の教師経験を積んだ後、たとえ他の民間企業へ就職したとしても、教師をしていた時のキャリアはいろいろな意味で貴重な体験となり、また職歴としても一目置かれたものとなるそうです。実際、再就職で各界のリーダーとして活躍している若者が数多く輩出されていると聞いています。如何にこのNPOでの研修や以後の教師経験が優秀な社会人を育てているか、それだけでもわかるような気がします。同様のことは、学生時代に日本の塾で講師として活躍した経験が、卒業後の就職先でいろいろな場面で生かされる貴重な体験となるか想像に難くないでしょう。